塗料雑談10回目は艶についてです。
塗料を選ぶときに必ず考えなくてはいけないことの一つに艶があります。
今回はその艶について、簡単に解説したいと思います。
外壁塗装に使われる外壁塗装に使われる塗料は、以下5つの種類があります。
艶有り
艶消し
7分艶(3部艶消し)
5分艶(半艶)
3分艶(7部艶消し)
分かりやすい大きな違いは見た目ですが、耐候性など他の違いも含めて解説したいと思います。
◆艶ありについて
見た目に光沢があり、光に照らされるとツヤツヤと光るので新築、新品な塗り替え感が強く出ます。
手触りはツルツルとしていて、汚れに強く艶消しよりも耐候性に優れています。
艶は、経年とともに無くなって(塗装が剥がれるわけではない)いきます。
◆艶消しについて
光に照らされても照り返しがなく、落ち着いた仕上がりになります。
手触りはザラザラとしていて、艶ありと比べると汚れやすく、耐候性も落ちます。
自然な風合いや高級感を出したいときに使われます。
◆7分艶、5分艶、3分艶
艶消しではないけれど、艶ありよりは艶が無いものです。
艶の程度により3種類あります。各メーカーや塗料の艶ありの基準から、それぞれの艶に調整されています。
艶がある方が防汚性、耐候性に優れています。
◆艶の具合について
艶がある場合に、実際どれくらいの艶かは、各塗料メーカーや塗料の種類によってさまざまに違います。
塗料を選ぶときに、その塗料の色見本帳や、塗板見本などで実際に目で見て確認をすると確実です。
◆艶の表記について
塗料を選ぶ際、多くの商品で「○分艶」とある場合 ○分艶ありを指すのですが、商品によって ○分艶消し であることがあります。
艶の具合でいうと
7部艶あり=3部艶消し
3部艶あり=7部艶消し
なので、選ぶときは間違えないように確認することが大切です。
艶を使いこなせれば、より深みのある仕上がりが期待できます。
完成したときにのイメージをしっかり持ち、見本などでしっかり確認をすることで、艶を魅力的に使いましょう。